助けあいジャパン

August 2, 2013

泡沫の記憶と刹那の夢に眠る

すべての思い出は
振り返ってみると
それぞれ
一瞬の出来事だったかの
ように感じます

ある時期、ある時間
たしかに、そこに僕が居て

何かをやり、考えたり、話したり
泣いたり笑ったりしていたはずですが、
振り返って、今思い出せるのは
それぞれの「その瞬間」のことだけです

誰にでも楽しかった記憶の断片だけでなく
辛い経験や、忘れたい事だって
もちろんあるでしょう

刻印された時間
たしかに
僕は
そこにいた

言い換えれば
人はその一瞬一瞬の
人生の場面しか
憶えていないという
ことかもしれません

もしかしたら
人は皆、自分の都合の悪い事は
忘却してしまうものなのかも知れません

そのアルバムを
切り貼りして
並び替えて
自分だけで観る事ができたとしたら
どうでしょう?

例えば、の話ですが。

無条件の愛情に育まれ
幸せに満ちあふれ
明るい未来に向かって
帆をぱんぱんに張って
走り出した時期もあったでしょうし

若く辛かった時期に
思い悩んで苦しかった事や
出口への道筋さえわからず
途方に暮れた事もあったと思います

愛する人たちとの
かけがえのない
時間と記憶に浸る時もあります

思い返してみて
何より幸せだったと感じるのは
特別な事のない、
家族との穏やかな生活の
素晴らしい時間です

自分の人生で
積み上げてきたものの
その重さと輝き

人に恵まれて幸せだった
ご縁はどこまでも繋がっている
安心安寧で平穏な気持ち

どんなに辛く厳しい道のりであったとしても
逆に、楽で楽しい道であったとしても

思い返してみれば
すべて一瞬の出来事

潮の満ち引きのように
出逢いと別れがあり
泡沫(うたかた)の記憶と
刹那の夢に眠る

それを
何らかの形に
遺してゆく意味と意義を
(何も残したくない人も含め)
考えています。

あ、これ決して悲観的になったり
人生を否定的に見ている訳でなく
逆に「人生の落とし前のつけ方」が見えてくると」
重荷を解いて楽になる、という話に
繋がる訳です

偉そうなことを書いてます。
済みません。
坊さんみたいです
わりと似合ってます(笑)
(音声認識ソフトにて一部練習テイク)


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