助けあいジャパン

March 20, 2013

梅干し大好き!

梅干しで「パブロフの犬」にならない日本人はいないだろう。梅干しを見たり、匂いを嗅いだりするだけで、唾液がどっと出る。僕なんかこの文章を書くだけで(想像するだけで)唾液が出る。この強制的にどっと唾液が出る状態が、食欲のきっかけになる。ある意味単純で分かりやすいなのだ、人間の身体は。つまり梅干しは全然食欲がなくても、少しずつ食べられるようになる魔法、ということになる。

さてここ数ヶ月、この美しく光るお粥と梅干しの偉大さを再認識してる。もともとお粥は好きで、関西に出張した時には必ず朝粥をお願いするくらいだったけれど、最近はさらに好きになった。ふわっと優しく、柔らかで温かいお粥を食べられる幸せ。そして優しい気持ちになる。単なる「梅干し入りのPorridge」とは全然別の意味がある。欧米人のチキンスープ信仰とも異なっているし。おお、考えてみれば中国、韓国も同じかも。梅干しは日本オリジナルなのか?いずれにしろ日本人にとっては、食欲が進む組み合せ。梅干し>唾液が出てきて>反射>勘違い食欲が出る…という鉄板理論だ。

万能薬としての梅干しの子供の頃からのイメージが大きい。昔は必要以上に効能を強調されてたのは事実だ。いわく、梅干しがあればご飯が悪くならない(腐敗が予防できる)とか、クエン酸の酸っぱさは疲労回復の切り札だ、みたいなことは普通にいわれてたし。つまり、健康食品のシンボルとしての「期待値」が、他のものとはダントツに違う(んだろう)。

安心感
信頼感
潔さ
日本特有の
Get well soon!の祈りなんだと思う。

ここに来て、基本に還ってるというか、梅干し&お粥大好き。
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