助けあいジャパン

January 6, 2013

八重の桜が始まった

「八重の桜」綾瀬はるか。堀北真希の「梅ちゃん先生」の時も書いたけれど、この人も特有の「聖女性」を持っている。あくまでも見た目の印象だけど、彼女のことが嫌いな男性はいないだろうな。美しい、可愛い見た目の人は世の中に沢山いるけれど、こういうドラマ性のある雰囲気のそうそういない。

今日から始まった大河ドラマはFB でお友達になった菱川勢一さんがタイトルバックをやっている。音楽は教授。テンポも素晴らしく初めから引きこまれた。やはりNHKの底力はすごいものがある。

若いころ郡山に1年間出張していた関係で、以前から福島には親近感があり、会津ものは以前から興味を持っていた。歴史の教科書は、日本の近代史は薩長中心に書かれているのでどうしても会津のことはあまり知らないことが多い。幕末と御一新後、さらに戊辰戦争や西南戦争のあたりはぐちゃくちゃで、たぶん当時の日本人でさえも事態が把握できていなかったんだろうと思う。

もうひとつのポイントは、敵味方がはっきりしない(事にしている)のと、本気で殺し合いをしていない(だって立場をかえれば皆日本人で同胞である)という認識があったことだと思う。この曖昧で複雑な時代背景が少し理解でてはじめて、僕は明治維新とか幕末とか理解できた気がした。

会津の什の掟のことは知らなかったけれど、誇り高いこの時代の日本人の凛とした素晴らしさは、世界に冠たるものだったと思う。そして保守的でありながら革新的で上昇志向があるあの時代の素晴らしさ。

新島八重という女傑についてどんな描き方になるのかすごく興味がある。八重さんの写真を見ると綾瀬はるかとは全然雰囲気(笑)が違う女性みたいだけれど、進取の気性のある女傑であったことは間違いない。そうそう、新島襄についてもさまざまなエピソードがあるらしく、同志社の歴史も含め、あの時代が楽しみ。日曜夜の楽しみができた。
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