助けあいジャパン

May 14, 2011

クール・ビズについて

子供の頃、たぶん高校生頃までは漠然とだけれど、自分が大人になったらスーツを着て、カラーのビシッときまったピンストライプの白いシャツを着て、レジメンタルタイを締めて、コードヴァンのウィングチップの靴を履いて、毎日仕事をしているんだろうな、って勝手に考えていた。前にも書いたけれど、銀行員だった亡父の影響もあるんだろう。服装やマナーに厳しかった大学の医学部学生の臨床実習の頃までは、僕も何の疑問もなくそういう格好で白衣を着ていたのだ。医師免許を取得して外科の研修医になった頃から、病院内ではいわゆるケーシーの白衣(死語だ>笑)やスクラブというオペ着が「仕事着」となってしまい、通勤にジャケットやネクタイをする事はなくなった。内科系はネクタイをしていたけれど、外科系は衣服が汚れちゃうし。ニュージーランドでレジストラとして外来をするときや回診で病棟を回る時には(白衣は着ないけれど)タイは締めていた(これはあちらの習慣)し、今の病院を始めた当初はやはり少し気を使ってネクタイはしていたけれど、それは例外的な事だ。10年くらい前からは、ネクタイ&ジャケットはたぶん年に10回くらいなんじゃないか?冠婚葬祭や公的な会合くらいかな。最近じゃ学会でもジーンズ。

ま、どーでもいいことなんだわ、格好なんて。仕事を通して、社会的にある程度の覚悟と自信が出てくると、もう格好なんてどーでもよくなる。世の中見た目で結構判断されるということも事実だけれど、逆にそれが面白くなってくる。そんなこんなで、日常はラフで気楽な格好で通勤し、Tシャツ&スクラブの格好で仕事をしてる。で、今年の電力不足はさらにクールビズだそうな。もうこれ以上ラフにする事は無いけれど(笑)、真夏の暑い時期にはマジにTシャツ&短パンで通勤しちゃうかな。公的な所に出る場合には今年は派手目なアロハにしちまおうか(笑)。まあポロシャツくらいが妥当なんだろうけれど。僕らの世代が本気になって率先しないと若い世代が困ってしまうじゃないか、と思うし。不良オヤジ風のアロハ買いに行こう(笑)。
Powered By Blogger