助けあいジャパン

March 19, 2011

こちら側にいる僕らの申し訳ない気持ち

土曜日。午後に久しぶりにジムに立ち寄ったら、営業時間限定でオープンしていた。地震で被害を受けたプールは改修工事が終わる来週末まで開けられないとのこと。こんな時にぶんぶん筋トレをする気にもなれず、でもせっかく来たのだからとお風呂に入る事にした。サウナは休止中。大きなジャクージでぶくぶくしながら、被災地の人たち、それを支えて頑張っている役所の人たち、警察、消防、自衛隊・・・、それに同業の医療従事者たち、原発の現場で必死に踏み止まって頑張っている人たちのことを思って、「申し訳ないなあ・・・」と。「こちら側」にいる僕らは、停電や物資不足で苦労しているとはいうものの、「あちら側」に居る被災者の人たちの苦労からしてみれば、それを受容して余りある程度の「苦労」なのだ。

現実に僕は安全な建物の快適なベッドで寝て、暖かい室内で温かい食事をして、ひねればいくらでも出るお湯のシャワーと、たっぷりのお湯のお風呂でぬくぬくと快適な時間を過ごしている。うううっ、申し訳ない。そんな風に考えたらタマラナイ忸怩たる気持ちになって、早々にお風呂から上がってしまった。僕みたいに「今はそんなことしている場合じゃないだろう!」って自責したり自問したりしている人って、今スゴく多いと思う。大震災の日から、そしてたぶんこの先も当分の間、こういう「辛い」気持ちを持ち続けるんだろう。今は出来るだけ普通の生活を粛々と続けることが大切なことは重々承知なのだけれど、今現実的に何も出来ないもどかしさ。
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