助けあいジャパン

January 13, 2011

気がつけばスッポンポン(爆)

当直明け。昨夜も断続睡眠3時間くらいか。小児科診察室の幅の狭い固い診察台で寝たので、目覚めた時には体中バリバリだった(笑)。でも、こんなのは25年前の外科研修医だった頃と比べればまだマシな状況だ。まっすぐ横になって寝られればラッキーという状況で、ほぼ連日病院に泊まり込んでいたんだもの。ああ過酷な修業時代。さすがにこの歳になると体に堪えるけど、たまには初心に戻る意味でもいいのかも。今日の午前中は、精神的には妙にハイなのに身体が追いついていかないという感じで(とほほ)、集中力が持続できないのが辛かった。

昼ご飯はエナジー・チャージのために、八沢川へ。僕的には鰻を食べたい時の「定番」。安心して、ここんちの滋味溢れる香ばしい鰻重を頂く。ただ、いつも恐縮してしまうのだが女将が僕が顔を出すたびにサービスの品を出してくれる。今日はいつもの絶品のお漬け物(白菜の甘さと柚子&唐辛子、絶妙な塩加減)だけでなく、美味しいお造りのお刺身まで頂いた。鯛の刺身の炙りがあったり、生蛸やヒラメの昆布〆があったりと、がっつりと美味しく頂いた。午後からは、いつもの往診へ。有能なスタッフに助けられてさくさくとお仕事。ただ正直に言うと、元気そうに振る舞ってはいたけど、今日は睡眠不足&超満腹で眠たかった。

帰路、ジムへ直行して、ゆるゆる軽めに4本200m。その後サウナに入ってまったりしていたら、外で何やらばたばたしている。浴槽の脇で気分の悪くなった人が倒れているみたいだ。以前から僕には新幹線の中、飛行機の中、空港、地下鉄の駅などのパブリックスペースで緊急事態に遭遇することが多いというkarma(僕らの業界用語では「ツく」)があるのだ。僕みたいに頻繁に遭遇する人もいるけれど、大部分の医者はこんな経験はあまりないのが一般的なのに、だ。

今日も、サウナからすぐ出て、スタッフに名乗って救護開始。幸いそれほど重篤という訳でなさそうで、一通りの処置で意識もはっきりし状態も安定した。一応、30分くらい安静にして経過を観る必要があると判断、ジムのスタッフ3人とともにロッカールームに担架で移動した。風呂場で倒れた人はスタッフ(もちろん服を着ている)の持ってきたバスタオルですっぽりと身体を包まれてる。診察したり、あれこれスタッフにお願いしたりして15分くらい...ふと気付くと僕だけ全裸スッポンポン状態(爆)。自分のサウナマットと小さなタオルはサウナの中に置きっぱなしで飛び出していたのだった。

今さら「隠す」のもヘンだし(笑)、なははは・・・と意味不明の照れ笑いをしつつ、悠然と(するフリをして)「シャワーに入り直してすぐ戻ります」と伝えてお風呂に入り直した。いま思い出すとちょっとハズカシい。患者さんが落ち着いてからは、脱衣所に戻ってせめてパンツくらい穿くくらいの余裕はあったんだから(爆)。とまれ、ご本人は元気になり自力でタクシーで帰宅。大事に至らなくってよかった。帰宅したらスタッフから報告とお礼の連絡があった。

CX「外交官黒田康作」。今までの日本のドラマではあまりなかった主人公のキャラ設定で、ドラマの設定や展開も小気味いい作り。映画「アマルフィ」がこのドラマのプロローグになっている。薄っぺらくちゃらちゃらした恋愛ものより大人にはウケるドラマだと思う。木曜日夜だったら継続して観られるかも。アメリカの「24」的なドラマは望むべくもないけれど、国家間インテリジェンスに鈍感な平和ボケ日本には刺激的かも。織田裕二は娘達の学校の先輩で親近感がある。彼なりのクサさを自分の味方に出来るようになった。抑えたニヒリズムは彼特有。いい役者になったと思う。柴咲コウもキツメの目力(メジカラ)があって好きな女優。黒髪&固めの眼鏡キャラがかわいい。この人も役によって光り方の違う女優だ。ほほう、原作は真保祐一だそうな、へー。小説的な構想力。
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