助けあいジャパン

October 13, 2010

真剣勝負の講義の成果

午後から看護学校の講義。
ナースの卵達は凄く真剣だ。こっちもマジになる。今日の90分間の講義中、80人の聴衆を絶対寝かせるもんか!って、学生と討論しつつ熱く語った。自分は学生時代講義が苦手で、面白くないとすぐ寝たくせに(爆)。

たぶんこの講義のやり方は、1985ー1988年のアメリカ時代に学んだ気がする。当時僕が在籍していたUSCの講義は、どの講師も凄く熱っぽかった。話の途中でも疑問があれば学生や研修医はどんどん質問するし、講師もどんどん聴衆に質問する。一コマ50分間のカンファレンスを終わると、その後10分間は虚脱状態になるくらいのテンション。あの時代、若かったから突然の質問やコメントを英語ですることが出来た(コワいもの知らず)けれど、今だったら対応できないかも。でも、僕は確実に、この厳しい環境で鍛えられたのだと思う。とっさの判断を求められた時のアドリブの大切さ。そしてそのコワさ。医師としてその「反射神経」だけでなく、「瞬発力」と「気配り」が大切なことを学んだ。

1988年の年末に日本に帰って来てから、大学で講師になり日本の医学生にアメリカ式PBL(Problem-Based Leaning)の臨床教育をやったのは、僕がたぶん日本で一番早かったはずだ。ま、それはそれとして、今日の第二学科の学生さんは准看護婦の資格がすでにあって臨床経験があり、その後に正看護婦になるべく学校に来ているというモチベーションが初めから高い。今日の学生さん達はヘロヘロになったかもしれないけれど、一人も寝てなかったと思う。講義を終わり質問やコメントを言いにくる学生さん達がいるところをみれば、まあ頑張ってよかったかな、と。最後のセルフアセスメントテストから試験問題を出すので勉強しておいてね、試験は要領です(笑)。

帰路は埼京線の人身事故で1時間待ちぼうけ。2時間以上かかって帰宅。帰路ジムに寄り久しぶりに10本500m。
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