助けあいジャパン

August 26, 2010

イギリスからのメール

イギリスの弟子Mark Ashtonからメール。
彼の娘さんEleanorちゃんの手術がうまくいったとのこと。よかったよかった。この春2ヶ月間イギリスで彼らにお世話になった末娘さとちゃんと、ハイタッチで大喜び。

Eleanorちゃんは赤ちゃんの時の先天的な脳内出血が原因で重い障害が残ってしまったのだ。半身不随の彼女のために彼と奥さんのNatalie(彼女もMarkのクラスメートで医師)は一生をかけて出来る限りのサポートすることを誓った。でも人間は弱いものだ。精神的に落ち込んだり、彼ら医師夫婦の忙しい生活の中で、困った時に助けてくれたのがHemihelpという団体だったという。

Eleanorちゃんが2歳になって、彼は恩返しとして寄付募金をする事にした。ロンドンマラソン2009で走り通すことで彼は寄付を募る事にしたのだ。Markは決して現役アスリートという訳ではない。体重100kgくらいある、足の短い柔道をやってる巨漢。ずんぐりむっくりしたヤツなのだ。走る事が第一の苦手だったという彼がフルマラソンを走る。下手をすれば体を壊してしまうような状況。それに彼と奥さんは賭けた。マラソンの寄付プロジェクトに参加する決心してから半年間、毎日のトレーニング状況をブログに記しつつ彼は頑張った。途中で挫けそうな事もあったし、怪我で泣いた事もあって弱気なメールをくれたこともあった。でも彼は頑張った。

2009年ロンドンマラソン完走!Eleanorちゃんに「金メダル」を渡す事が出来たのだ。寄付も目標額を達成! 神様は頑張る人をどこかで必ず見ているのだ。

さとちゃんは元気ですか?という文で始まった今夜の彼からのメールは、Eleanorちゃんの痙攣治療のための手術の成功について書いてあった。彼らしい文章。国も人種も世代も違うけれど、心を通じ合った者達しか感じ得ない感動を共有できる幸せ。有り難うMark! 君はすごいヤツだ。
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