助けあいジャパン

August 31, 2010

4分の3症候群

チリで起きた落盤事故。700M地下のシェルターに取り残された33人の男達。うううむ、想像を絶する修羅場。救出用の穴が掘られて到達するまで、どうやって全員がサヴァイヴするかは、身体的な問題以上に人々の精神状況がポイントとなることは確かだ。日本の優れた掘削技術でヘルプする事はないんだろうか?

今日のニュースで救出チームにNASAの専門家チームが派遣されたという。医師2名、心理学者1名、技術者1名のチーム。隔絶された宇宙空間とか南極観測隊の極地での長期滞在のノウハウを役立てる。一番大切な事は「仕事を割り振りしつつ各人の状態に気を配るというリーダーの役割」だという。そのリーダーをチームが全面的に支援することがポイントとのこと。

逃げる事が出来ない極限状態では、全体の日程の後半に精神状態に危機を迎えることが指摘されており、「3/4症候群」というらしい。初耳のタームだったので、早速ネットで検索してみるが、それほど一般化したものではなさそうだ。これからちょっと調べてみよう。

シェルターに閉じ込められてもう1ヶ月、この先まだ4ヶ月近くあるのだ。その事実を知った時、彼らがどんな反応を示すかを想像すると心が痛い。隔絶されて逃げられない辛い状況でこれまで頑張ってきて、半分をすぎたとしても「ああ、もう少しだ・・・でもこんな状況がまだ続くんだ、さらに最後まで生き延びられるんだろうか・・・?」っていう不安が頭によぎるとしたら、これは相当辛いだろうな。そんな状況で心が折れないようにするために、どんなアドヴァイスができるだろう。僕には地球の反対側から、Good Luck!とつぶやくことしかできないけれど。

August 30, 2010

がっくりと凹む薬指



かみさんの友達が泊まりにくることになって、昨夜のご飯はちょっと気合いを入れて作ったことはログに書いた。で、実はレモンをカットする時に左手の薬指の先を包丁で切ってしまったのだ。料理をやっていて怪我をすることは今までにほとんどなかったし、怪我の直後にしっかり止血したので、実は大したことはないと思っていたのだ。ところが、早朝激痛で目覚めた。眠っていて無意識に指先をブツけてしまったらしい。あらためて傷を診て驚いた。「これは治療が必要だ!」(笑)。

出勤してから外来でナースに手伝ってもらい、自分で固定。それにしても指先って本当にイタい。自宅で一時固定していたテープをとる時の激痛には、悶絶してしまった。患者さんには日頃「はーい、すぐ終わりますから、、だいじょーぶですよお」なんて言っているくせに、自分の事となると、まったく意気地なし丸だしで、ナース達に呆れられる(爆)。気を取り直して、きっちり固定して密封療法をした。楽になったとはいえ、その後の一日中じんじんと痛んで辛かった。

左手で利き手じゃないのが不幸中の幸いだけれども、指先の怪我って本当に鬱陶しいものだ。指の怪我してしまうなんて、外科医として失格。深く反省。画像は「薬指さん」が、がっくりとうなだれて凹んでいるところ。しゅん(涙)。

August 29, 2010

反省と発見の週末

8月最後の日曜日。昨日のログに書いた懸案事項を仕上げるべく、やっと重い腰を上げた(笑)。3時間でほぼ終了。やれば出来るじゃん(笑)。実は僕はこういう時の集中力はあるのだ。火事場の馬鹿力的な集中力。それが自分で判っていてサボるから「確信犯的」なのだ。やりかけの仕事、書きかけの文章、放りっぱなしになったモロモロを、溜め込みすぎてるな。今日の反省・その1

昼ご飯は「オリジン弁当」。「オリ弁」(と呼ぶらしい)を食べたのは実は初めて。生姜焼き弁当&豚汁。こんなに美味しくてリーズナブルな値段だったら、ウケるはずだわ。ほほうっ!て感じだった。今まで食わず嫌いだったのね。今日の発見・その1

帰路の車でJ-waveのクリス・ケプラーさんの番組を聴いていたら、「ハイタッチ」high touchとは和製英語なんだと。たまたま一昨日のログで自分で書いていたので、おっとっと!と思った。英語で正しくは"High Five"というんだそうな。寡聞にして知らなかった。調べてみたら、“ハイタッチ”をしたいときは、“Give me a five!”と言うらしい。なるほど。ちなみに、腰より下で“タッチ”する場合、“low touch”というそうで、これは、そのまんまなのにね(笑)。発見・その2

午後からジムはメインテナンス(ということで)休館。この週末は開いているかな?と淡い期待で行ってみたけれど、やっぱりお休みだった。仕方ないので有燐堂で本探し。内田樹の新書2冊。この人は以前からユニークな論調で気になっていた。今まで「日本辺境論」と「村上春樹にご用心」しか読んだ事がなかったけれど、最近のシリーズをフォローすることで時代の空気に浸ってみたく。この人って「常識的な変人」の天才なんだと思う。現代日本の知性の一人。そうそう、この人って日比谷高校の先輩(中退しているけれど)なんだね。忘れていた。反省・その2

晩ご飯はお客さんが来たので、ちょっと気合いを入れて作った(笑)。
①海藻&夏野菜サラダ、ドレッシングはごま油風味。
②定番ガーリックポテト。クリスピーでカリカリのフライドポテト風に。
③エスニッック風の海老炒め。クミンシードを炒めてピリ辛風味にレモンを絞って。今日のヒット。予想以上の出来。発見・その2
④今日は大きくて、いい活きアサリがあったので、〆は定番パスタの「ボンゴーレ・ビアンコ」とした。これもうまし。

いい週末。

August 28, 2010

〆切直前まで先送りのマゾ的快感

今月末までに友人とやっている会社の決算処理で、領収書の整理やら伝票の計算やらをしなくてはならない。毎年この時期の仕事なんだけれど、焦りつつもいつも面倒くさくなってしまい・・・やらない、やれない、先送り。実は今日の午後やろうと思って仕事場に書類を持っていったのだけれど、午後に緊急手術やら救急搬送やらで夕方になってしまった。

もともと本業じゃないので真剣味がイマイチないのが問題なのだ。ヤバいなと思いつつ、まだ〆切まで数日あるし・・・と怠惰になってしまう自分のダラシナさが、逆に妙に快感だったりして(笑)。マゾかよ(爆)。とはいえ、なんだかんだいいながら毎回〆切は守るんだよね、結局。そのあたりの自分の律儀さがわかっているだけに、この先送りの快感って確信犯的なところがある。微睡みの中で目覚まし時計スニーズをする感覚というか。

今夜は、かみさん&ゆっつんと先日初めてお邪魔した「鮨・佐藤」へ。肴は「葡萄海老」「〆鯖」「平貝のかき揚げ」「子持ち鮎の塩焼き」など。牡蠣で有名な厚岸からの秋刀魚の刺身も絶品だった。美味しい肴で飲んでから、お鮨で仕上げる。マスターご夫婦のカウンターのフレンドリーな雰囲気が楽しい。いい店と出逢ったな。

August 27, 2010

鶴瓶的アプローチは悪くない

TBS A Studio. この番組は面白い。今までになかった(割と泥臭いけれど真面目な)アプローチで毎回ゲストのキャラクターを見せてくれる。あまりに関西風コテコテのキャラで、暑苦しい笑福亭鶴瓶のことが好きじゃなかったけれど、この番組を観てから考えを変えた。この人の頭の良さが小気味よい。ちょっと間違えるとイヤミなキャラなんだけれど、きわどい所で「こっち側に居る」という構成。彼の雰囲気がすべてという感じかも。〆の言葉はいつも秀逸。この人は単なるお笑い芸人じゃない。

今日の番組は中島美嘉がゲスト。以前から彼女の歌(特に歌詞の素晴らしさと声質)には好感を持っていけれど、今回の番組で「見直した」感じ。デビュー当時はアイドルキャラだったけれど、今はしっかりアーティストしている。登校拒否中学生だった彼女の感性は、しっかりと磨かれたんだということがよくわかった。

んな感じで、制作サイドの目論見にしっかりハマっている僕って、どーよ(笑)

August 26, 2010

イギリスからのメール

イギリスの弟子Mark Ashtonからメール。
彼の娘さんEleanorちゃんの手術がうまくいったとのこと。よかったよかった。この春2ヶ月間イギリスで彼らにお世話になった末娘さとちゃんと、ハイタッチで大喜び。

Eleanorちゃんは赤ちゃんの時の先天的な脳内出血が原因で重い障害が残ってしまったのだ。半身不随の彼女のために彼と奥さんのNatalie(彼女もMarkのクラスメートで医師)は一生をかけて出来る限りのサポートすることを誓った。でも人間は弱いものだ。精神的に落ち込んだり、彼ら医師夫婦の忙しい生活の中で、困った時に助けてくれたのがHemihelpという団体だったという。

Eleanorちゃんが2歳になって、彼は恩返しとして寄付募金をする事にした。ロンドンマラソン2009で走り通すことで彼は寄付を募る事にしたのだ。Markは決して現役アスリートという訳ではない。体重100kgくらいある、足の短い柔道をやってる巨漢。ずんぐりむっくりしたヤツなのだ。走る事が第一の苦手だったという彼がフルマラソンを走る。下手をすれば体を壊してしまうような状況。それに彼と奥さんは賭けた。マラソンの寄付プロジェクトに参加する決心してから半年間、毎日のトレーニング状況をブログに記しつつ彼は頑張った。途中で挫けそうな事もあったし、怪我で泣いた事もあって弱気なメールをくれたこともあった。でも彼は頑張った。

2009年ロンドンマラソン完走!Eleanorちゃんに「金メダル」を渡す事が出来たのだ。寄付も目標額を達成! 神様は頑張る人をどこかで必ず見ているのだ。

さとちゃんは元気ですか?という文で始まった今夜の彼からのメールは、Eleanorちゃんの痙攣治療のための手術の成功について書いてあった。彼らしい文章。国も人種も世代も違うけれど、心を通じ合った者達しか感じ得ない感動を共有できる幸せ。有り難うMark! 君はすごいヤツだ。

August 25, 2010

「セックスしたがる男、愛を求める女」

「セックスしたがる男、愛を求める女」アラン&バーバラ・ピーズ (主婦の友社)。この本は「話を聞かない男、地図が読めない女」の続編。2時間で読めちゃう内容。

前作は大ベストセラーで、読者の「男女というものは違うのだ」というアタリマエのことを大真面目に書いていて世界中で共感を呼んだ。僕も結婚式の祝辞のスピーチではこの本の趣旨を紹介して、「男と女っていうのは所詮生物学的に全然違う感性なのだから、解り合おうなんて思わない方がいい。違うという前提でお互い歩み寄らなければうまくいくはずがない」という話をすることにしていた。この本はもう一歩話を進めて、セックスに対する男女の考え方や行動パターンについて書いてある。

本の中にちりばめられた小咄的なエピソードは陳腐なものもあるけれど、世界中の最大公約数的読者を「なはは、そうそう、そうなんだよな(笑)」という共感を獲ることに成功している。そこが巧いな。基本的には保守的な内容で著者の思い込みじゃないの?という部分もあるけれど、読み進んでいくうちに読者は自分の胸に手を当てて、自分のパートナーのことを慮る気持ちにさせる・・・という意味では、ものすごく「教育的な」本だと思った。

娘達に読ませよう(笑)。

日本酒は要注意なのだ

昨夜は会食@「魚こばやし」。H元首相夫妻とかI都知事とご一家、I軍団などの御贔屓のお店で、なかなか貸し切りにしてくれないらしい。ここんちの魚はいつも素晴らしい。雲丹(てんこもり!)、生ずわいかに、刺身盛り合わせ、茄子の蒸し物、松茸のお吸い物、揚げ物、焼き物、仙台牛のステーキ(!)などなど絶妙にしてどれも美味しくて日本酒をがっつり頂く。いろいろと頂いたが、特に「豊杯」の大吟醸、「黒龍のしずく」が印象的。うめー。最高に気持ちよく酔っぱらった。〆は炊き込みご飯とお味噌汁。前にも書いたけれどここんちの〆ごはんは最高に好き。会合の会話も盛り上がり、22時過ぎに解散して大満足で帰路に付いたのだが・・・歩きながら徐々にヤバい状況になり電車内でどーーんと酔いが回ってしまい、駅からへろへろで帰宅した。日本酒ってどうしても美味しくて飲み過ぎ&食べ過ぎてしまい、後になって急に酔いが回るのだな。どうも飲み過ぎると低血圧気味になってしまうみたいだ。たまプラのエスカレーターで「立ち眩み」を起こして一瞬意識が飛びそうになった。2ー3分踞っていたら回復したけれど、昨夜はどう見ても典型的な酔っぱらいへろへろ迷惑おじさんの姿だった。あーみっともねー、と反省しきり。

August 23, 2010

以降はぼちぼち移行で行こうという意向

これまでi-Pod Touchを使用していたということもあり、iPhoneへの移行は大変だろうけれど、まあ休日1日くらい使えば完成するであろう、と実はタカを括っていたのだ。自宅のi-Mac、職場のMacBook Proの情報を統合し、さらにはAUの携帯にあったアドレスのリストと、それぞれのアドレスのリスト管理をしてしまうという作業。しかし、これがなかなか複雑。特に問題だったのは、それぞれの情報の更新が微妙に違うのだ。ファイル修正して更新して、それを同期して・・・おっとっと、古いのと結合してしまった・・・それを修正して・・・同期して・・・ありゃりゃ、更新前のものを同期してしまった・・・みたいな,どうどうめぐり(涙)。「日暮れて道遠し」って感じ。もうこうなったら、ぼちぼちやるしかない。入れる予定のアプリをアップしてソレを使いこなせるようになるまでには、まだ時間が必要みたい。ま、しゃーないね。でもこの作業が終われば今までよりかなり便利になるはず。夜は10本500m。

August 22, 2010

マスクマンの憂鬱

昨日の爆笑ネタを、忘れないうちに書き留めておこう。

昨日は手術室にて、Mさんというプロレスラーの手術をしていた。ご本人も自身のブログでそのことを書いているけれど、局所麻酔で会話をしながら和やかな雰囲気。昔のプロレスラーの話(僕は初代タイガーマスクのファン)から、アメリカの最近のエンタテインメントプロレスの話、最近亡くなった三沢選手やラッシャー木村選手の話などなど。で、話題はマスクマンをしている彼の話に。

「あのマスクって、試合中は鬱陶しくないですか?」
「もう慣れちゃったけどねえ。14年もやっているから」
「あの、マスクをリング上ではがされちゃうってあるじゃないですか、あれって大変ですよね」
「そーーっすね。たしかに。マスクマンにとっては最大の恥ですし」
「ふむふむ、なるほど。リング上でパンツ脱がされちゃうみたいなもんだ」
「だはははっは」

「ところで、マスクって暑いでしょ。」
「まあね、あれ特注なんですよ。顔のところはメッシュになってるし」
「でも汗をかくから、試合毎に洗濯するんでしょうね」
「そうっす。洗います。」
「クリーニングに出すんですか?」(と、プロレス好きのナース)
「いや、自宅で普通に手洗いをするんです」
「えっ?(絶句)、ってことは、ベランダにふつうに干すわけだよね・・・ちょっと情けないっすね」
「目立たないところに干してますよ、ははは」

ベランダにド派手なマスクが干してある風景を想像して、吹き出してしまった。
「日常の中にある非日常のアイテム」
シュールな情景だわ(爆)

考えてみれば、仕事道具なわけだし、自分の正体を明かさないためのマスクということで、クリーニング屋には出せないよな、たしかに。(笑)。
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今日22日は、午後から市ケ尾のスタジオにてFMサルースの収録5回分。
今日は①移植について、②尿管結石、③胆石、④健康診断で何がわかるの?、⑤顔面の炎症(面疔)や怪我について
10月からは新編成で新番組になるそうな。新しいサテライトスタジオからの新番組も楽しみだ。

夕方から軽めに10本500m。このところプールが混んでいる。

ぐちゃぐちゃアドレスを整理する

iPhone4 が届いたということで、有楽町のBICにて受け取り。係のおねーちゃんはてきぱきと様々なことを説明してくれたのだけれど、結局はよくわからないままに「皆どんなプランでどーしてるの?」って聞いて「んじゃ、ソレで・・・」なんて具合で話が進む。それにしても、どこキャリアもなんであんなに複雑怪奇な課金システムになっているんだろう。AU/KDDIの家族割りとか固定電話の課金とかも関わってくるのでさらに話は複雑。でも携帯電話番号が複数あると混乱するので、僕の携帯についてはコレを機会にiPhoneに統一する事にした。家族内は当分併存(共存?)状態でいく予定。これらのいくつかの手続き上の諸問題を解決してから、東京駅八重洲中央口のSBへ。AUの携帯の電話帳をiPhoneへ移動しなくてはならない。同じキャリアだと一瞬で移動してくれるのに(涙)。SBにある端末からSBのサーバーに移行してパスワードを貰い、無料アプリを使ってダウンロードする仕組み。ところがこれが巧く行かない。何回トライしてもエラーが出てしまうのだ。説明もわかりづらいし大混乱の店内に何人か居るスタッフも大忙しで「勝手にやれば」という対応。とにかくアップロードだけは出来ているはずだったので、諦めて帰宅。アドレス帳をこれを期に整理することにした。

ところが、これが大作業。携帯を持ち始めてかれこれ20年くらい経つんだろう。いやもっと経つか?初期のIDOのころからずっとAUだったので、たまりにたまった電話帳のリスト。450件。それもか重複しているものや、多分もう(絶対に)使わない電話番号が多数。たしかに日頃の生活を考えてみると、よくかける電話番号ってせいぜい20件くらいだろう。さらに記憶しておかなくてはならない電話番号であってもせいぜい100件くらじゃないか。ネットに接続できる訳だからたまにしか行かないお店や施設の電話番号もいらないし。

さらに問題は、電話の情報とメールアドレスの情報が統合していない。メールのアドレスのリストも膨大。いくつかあるアドレスが同一人物である事を確認することも困難。さらに、全然思い出せない宛先や名前も多数。メイン機のi-macのアドレス帳を整理し始めたら、結局27時すぎまでかかってしまった。出てくる出てくる訳のわからない連絡先やらアドレス(笑)。基本的方針としてばっさばっさと捨ててしまった。あーすっきりした(笑)。「概ね」整理はついたとは思うけど、たぶん多少は混乱するだろう。消してしまったアドレスやら電話番号もいくるかあるし。ふーー。

そんなこんなで昨夜はアップできず。昨夜の晩ご飯はかみさんとふたりで、鮨居酒屋「佐藤」へ。肴はおいしいし、居心地のいい空間。ここんちの感想は後日書く事にしよう。

August 20, 2010

「光風霽月」という言葉

光風霽月(こうふう-せいげつ):『宋史』周敦頤伝(しゅうとんいでん)
心がさっぱりと澄み切ってわだかまりがなく、さわやかなことの形容。日の光の中を吹き渡るさわやかな風と、雨上がりの澄み切った空の月の意から。また、世の中がよく治まっていることの形容に用いられることもある。▽「霽」は晴れる意。用例:光風霽月の人柄
類義語:「虚心坦懐」「明鏡止水」

今日出会った言葉。メモっておこう。

追補:「椿山課長の七日間」浅田次郎(朝日文庫) 文庫化されて、改めて一気に再読。やっぱり面白い。さすが!の浅田次郎ワールド。奇をてらったオチャラけた小説だったっけな?と思いつつ読み始めたら・・・あららっ、ぐいぐい引き込ませる設定と展開。昨年来、お葬式や仏事が多かったので、その意味からも面白く、新たな感激感涙。人情ものとか肉親の絆ものを書かせたらこの人は最高だ。

August 19, 2010

シティボーイの憂鬱

研究日。今日ははやぶさ号で移動。この車やっぱり素晴らしい。すいすいと町中を走るには最高に気持ちよく運転できる。いい車(道具)だと、あらためて満足(笑)。

今日のルーティンは、回診>消防署での産業医レクチャー>施設在宅の往診・・・>ジムで10本500m。昨夜、こーめい先生と話をしていて、以前仕事でお世話になったSさん(スーパー医療秘書)が今でもこのブログを読んでもらっていることに感激して、前にリクエストされていたハックルのCDを渡す事を思い出した。機会がなくてなかなか渡せないうちに忘れていたのだ。今一緒に仕事している「あいちゃん」(彼女もスーパー秘書!ライブに来てくれた)にお願いして、"Downtown Down"のサンプル版(正規版は手許になかった)を、やっと渡すことができた。Downtown Downは今までのCDの中では一番バランスがよくて、僕としては好きなCDだ。新しいCDをお楽しみに。

夕方泳いで帰ってきたら結構ヘロヘロ。このところ体が少し重い。年末までに5kgくらい絞りたいな。帰宅してから昨日イメージしたプロットを少し書き始めつつTVを観ていたら、NHK総合の「冒険者」(中鉢明子)に感激してしまった。いかにもって感じのドキュメンタリーなのだけれど、NHK特有の雰囲気があってそれにすんなりと感激してしまった。都会生まれと都会育ちのへなちょこシティボーイ(僕>笑)にとって、あんな「本ちゃんのアウトドア」ってたぶん耐えられないものなのだろう(蛇がその辺りでにょろにょろしているだけで本気で気絶するだろう)けれど、だからこそ「あの感じ」に憧れるな。ナイモノネダリだと思うけど。ああ、Huka Lodge(ニュージーランド)に行きたい !。

August 18, 2010

「天使の輪」(仮題)というプロット

仕事場の帰り道にいつものようにジムに寄って、泳いでいたらふとあるプロットを想起した。「天使の輪」(仮のタイトル)というプロット。僕はクリスチャンではなく、精神の基盤は仏教徒なのだけれど、その中で特定の宗派に対する思い入れがある訳ではない。でも仏教徒であると思っているのは、その考え方が今までの自分のささやかな人生経験の中で「腑に落ちる」し共感が持てるからだ。

今日イメージしたのは、前から書きたかった「仙人の話」のストーリーのオープニングの所。何故か「天使の輪」が見えてしまうようになってしまった、「不幸な男」の話から展開する。今夜特になーんにも考えずに泳いでいたら、ある場面が浮かんで、それから耳元でMr.Bellpepper が囁くように話し出した。

今はうまく記述して説明できないけれど。そのイメージを膨らませつつ・・・メモだけはしておこう。

August 17, 2010

酷暑日

今年一番の暑さだった。4時半頃に悪夢でうなされて、汗びっしょりで飛び起きた。夢の内容は憶えていないけれど、かなり恐い夢でめちゃくちゃ焦って目覚めた。飛び起きてみると、タオルケットの端がなぜか肩から首にかけて包まっていて頚が圧迫されていた(笑)。室温はこの時点で29度。たぶん暑さでのたうち回っているうちにタオルケットが巻き付いてしまったんだろう(笑)。TVによると今朝は、夜寝ていて熱中症になってしまう居るくらいの熱帯夜だったみたいだ。とにかく、今日の日中の暑さはハンパなかった。エアコンの効いた建物から外に出ると、いくら暑さは好きだといっても「ドンヨリ」するほどだった。計測上38度だから、直射日光下のアスファルト上では40度は越えていたはずだ。夜ジムで泳いでからにの帰宅道は逆にすっきりと爽やか。夜の気温も30度越えていたと思うけど。

August 16, 2010

福*雅*というタレント(才能)について

①ルックス:今日TVを観ていてしみじみ思った。世の中の女性で『福*雅*」(*は検索回避のため)のことを「キライ」な人は居ないと思う。もちろん「好きじゃない」という人は中には居るだろう。でもその感情は複雑で「好きすぎてキライ」とか「かっこ良すぎてイヤ」的な感情だろう。その「好きじゃない」という人でも、本人を目の前にしたら瞳をキラキラさせちゃうと思うのだ。そのくらい女性からは魅力のあるルックスだ。もちろん彼のタレントとしての魅力の「露出の仕方」とか「役者としての売り方」も大きいとは思うけれど。1969年2月生まれで、僕とちょうど一回り違う、酉年水瓶座。「41歳のおっさん予備軍」のハズなんだけど、コイツには完璧に負けてるって思った(笑)。カッコよすぎる。家の4人の女性陣は彼が出てくるだけできゃーきゃー言っている。ま、ルックスは生まれつきのものだ(仮につるぴかが本当だとしても、かっこいいものはかっこいい)。だけど「雰囲気」は、それまでの生き方が出るからごまかせないものだ。

②彼の役者としての力量。自然体で演じる彼の出るドラマは面白い。おっさん達の心を掴んだのはやはり最近の「龍馬伝」だろう。『福山・龍馬」に感情移入しているおっさんたち(ソフトバンクの孫さんが典型)は多い。僕自身は真木よう子さんを観るためにドラマを観ているけれど(笑)。「巧い」(自分を殺して役作りをするような)役者じゃないけれど、自分自身の天性のキャラをうまく役に投影していると思う。男性のファンの心を掴むというNHKの企画の勝利でしょう。

③ミュージシャンとしての魅力には一番感嘆する。まず彼の書く歌が素晴らしい。詩も曲も素晴らしいだけでなく、歌もうまい。ギターも上手い。つまり自分の歌の世界をしっかり作れるタレント。wikiで調べてみるともともとミュージシャン志望だったらしい。今日聴いた「螢」は、「売れ筋」ラインをしっかりと掴んでいる。ミリオンセラーを連発するプロデューサーとしての力量もある。僕は彼の音楽的な才能を一番買ってる。

④深夜放送のパーソナリティとしての彼の話。下ネタ満載の深夜放送をやってしまうというオモシロさ。あれだけルックスが良くて音楽的な才能もあり役者としての力もあるのだから、わざわざ自虐的に自分を曝すことはないのに、敢てやってしまうという器の大きさ。これは賞賛に値する。彼にとっては「遊び」の一つだとしても、たぶん「客」を意識してやっているんだろうな。取り巻きのプロデュースをする連中の懐の深さにも感嘆する。

⑤写真家としての才能もある。いい機器があって写真技術の基本を学んだら、誰でも「ある程度のレベルのフォト」は撮る事が出来る。でもテーマを持って普遍的な力のある映像を撮るのは才能。写真集を発表して、それもやってのけてしまうのだから脱帽だ。

ということで、天は二物も三物も与える物なんだね。もちろん本人の不断の努力はあるにしろ、本人としては割と楽しみながらさらりとこなしている気がする。それが天才の天才たる所以か。僕は彼のCDとか写真集とかは買わないけど、将来どんなおっさんになるかは興味をもっている(笑)。彼ほどの才能を持った人は、生き急がないで人生を過ごして欲しいと思う。

August 15, 2010

幻の縁談話, 1984

今考えてみれば、あれは「お見合い」だったのだと思う。1984年。僕は医者になって2年目。福岡の学会に行く事になり、そのことをたまたまオヤジに言ったのだろう。今となっては定かではないが。出発する前の夜に「Aさんという平壌中学の同級生が今福岡で医者をやっているのだが、そのお宅に届け物をして欲しい」と彼から頼まれたのだ。父方の爺さんは九州の柳川の出身で、立花藩の下級武士の末っ子だった彼は明治時代に朝鮮に渡り、そこで事業を興して家庭を持ち、オヤジが生まれた。医者としてもぺーぺー時代の学会出張なので、自分の時間が作れるかどうかはわからなかったものの、「うん、いいよ」と気楽に引き受けて、連絡先を書いたメモを持って福岡へ向かった。

ホテルからAさんに電話をしたらホテルまで人を使ってお迎えに来て頂けるという。恐縮しつつ御厚意に甘えた。福岡郊外のお屋敷(大豪邸)に到着し、玄関に迎えに出てきたAさんにオヤジからの預かり物を渡してご挨拶をしたら、どうぞ飯でも食べていって下さいと。またまた御厚意に甘えてお宅に上がる事になった。立派な日本間に通されてみたら、そこにはご馳走が一杯。そうこうしているうちに、ご家族(ご夫婦、娘さん、息子さん)が食卓へ集まり食事が始まった。娘さんは福岡で有名な私立女子大の2ー3年生。南沙織(笑)に似た美人だった。いわゆるお嬢様的な雰囲気があるものの、明るく気さくな女の子だった。好印象(笑)。ご家族でいろんなお話をしつつ、楽しい時間を過ごしてから、Aさんに病院を案内された後、もう遅い時間なので失礼することになった。玄関先でお暇(いとま)しようとご挨拶したら、奥様が「XXちゃん、福岡まで先生をお送りしなさい」と。あれれ?あれれれ?こっ、これはもしかして「見合い」だったのか?と。これは、たまたま訪ねてきた若い医者を夕食に誘っただけではないな・・・と、さすがに鈍感な僕でもわかった(笑)。車中、いろんな話をしたんだろうけれど内容は全然憶えていない。ただ、ホテルの車寄せで「じゃ、東京に来た時には是非連絡してね」なんてちょっとスケベ心を出したんだ。そのくらい「いい雰囲気」で、僕も彼女もお互いを好印象だったんだと思う。

そして数週間が過ぎ、忙しい研修医生活に戻った僕はすっかり九州で会った彼女のことを忘れていた。ある日の午後、仕事場に呼び出し電話(当時はまだ携帯電話は持ってなくてポケベルの時代)。彼女からの電話だった。「お友達と東京に来ています。今夜か明日の晩に会えませんか?この間、お話して頂いたお店に連れて行ってくれませんか?」と。無邪気と言えば無邪気、素直と言えば素直なお嬢様だ。もちろん東京で再会するのは僕の望む所だったし、なんとかしたかったのだけれど、たまたまその日の午後から週末の当直アルバイトが入っていて断念せざるを得なかった。

今の時代だったら、彼女が上京する前にメールでやりとりしただろうし、お互いが携帯をもっていたら気兼ねせずに連絡をとったんだろうけれど、あの時代にはそんなこともなく、それぞれの個人の時間はゆっくりと流れていたのだ。結局その後も彼女とは会う事もなく・・・自然に連絡も途絶えてしまった。こういうのが「ご縁がなかった」というんだろう。お互いは(たぶん)好印象であったし、周囲も応援してくれていたにも拘らず、それ以上の進展はなかった。ま、ご縁というのはそんなもんだ。後年、その娘さんが九大の外科医と結婚されて、Aさんの病院の跡を継いで幸せに暮らしている、という話を聞いた。

今日は都内某所で親戚(僕の弟分)の縁談会食があって、そんな昔の自分の見合い(もどき)ついて思い出したりして。

August 14, 2010

裏爪3本レコーディング@駒込さくら

ちょっと久しぶりのレコーディング@さくら。「未来への伝言」のコーラス、コードハープの音入れなど。画像は途中から参加したりょうこせんせが「裏爪3本」の極意をさくちゃんに教えているところ。おっさん達はソレをみて悶絶し(そうになっ)た(爆)。今日のハイライトはじょうじ君が衝動買いしたというシンセ。これにハマってしまい、ラップのシークエンスなど。気持ちよい揺らぎの中で、約5時間どっぷりと「世界」に浸った。いやー楽しかったあ。これであと2ー3曲のレコーディングをすれば、新しいCDの完成も見えてきた感じだ。11月のライブまでには完成する予定。夜はスペイン料理@駒込で〆。

August 13, 2010

LH687 - The endless dispute between the French and the Germans


これは面白い!乗客皆がhappyなところが素晴らしい! テルアビブからフランクフルトへのフライト。こういう無邪気な遊びを大人ができる世界なら戦争は起こらないのだろうに。

美しい人はいつまでも美しい

元アイドルのKMさんとお会いした。僕と同い年だけど、美人はいくつになっても美しいのだな。一緒に来た19歳の娘さんも礼儀正しくて両親の両方の特色を備えた感じのかわいい娘さんだった。ご主人のTNさんにはお会いした事はないけれど、ちゃんとしたご家庭であることがわかる。二人とも気さくな感じで、あの業界の人たち特有の雰囲気は皆無。好感が持てた。

KMさんは1970年代後半のアイドルで、僕らは皆ファンだったなあ。当時の写真をウェブで観てみたら、やはりかなり可愛かった。友人の中でも特にCCタケダは彼女のファンでLPなんかも持ってたなあ(笑)。ふふふ、やーい、羨ましいだろ・・・>CC@九州(爆)

1976年頃、ハックルは郵便貯金ホールであった「たむたむたいむ」の公開録音のステージで、当時超アイドルだったKMさんと同じ舞台に立った事があるのだ、実は。そのころのことを今日話しちゃおうかな?と一瞬思ったけれど・・・止めといた。30年以上経って、こんな感じでお話するとは想像だにしなかった。人生とは面白いもんだ。しみじみ。

August 12, 2010

相談センター・排骨・iphone・1000m・〆パスタ

研究日。7時半から大手町の東京消防庁「救急相談センター」の「救急相談医」のシフトに入る。庁舎3階の指令センターに入ったのは20年ぶりくらいか。前はメディカルコントロールの「救急指導医」だった。昔と同じでセンターに入るのに靴を脱いで上履きスリッパに履き替えるっていうのは、たぶん日本だけの事で。これまでだれもオカシイと主張しなかったのは不思議だ(笑)。以前よりセキュリティが厳しくなったのは時代の流れか。内部のシステムはさすがにIT化はかなり進んでいて、これは隔世の感がある。ここで24時間365日都内の119番通報のすべてを受けているのだ。

今日僕が担当したのは昨年から始まった「#7119」の「救急相談センター」。それぞれのデスクにはネット常時接続のPCが2台とセンター内の端末と電話回線。連絡員の救急救命士OBが4名、相談を受けるナースが4名、そして相談医が統括する。この体勢で24時間区民からの医療相談に対応しているわけだ。僕が今日入ったシフトは平日の午前なのでたぶん一番相談件数の少ない時間帯だったんだろうけど、それでも、ひっきりなしに電話が入る。準夜勤帯はかなり忙しいであろうことは想像に難くない状況。内容については守秘義務があるのでここには書けないけれど、4時間のシフトはあっという間だった。今後は2ー3ヶ月に一度は当番相談医としてここで勤務する事になっている。

昼ご飯はかなり腹ぺこで、有楽町「万世麵店」にて「肉味噌特製排骨ラーメン、葱のせ、大盛り」を頂く。。4月から明大前のクリニックに行かなくなって、昼ご飯に新宿西口の麵店に寄れなくなり4ヶ月だぶりだ。いつものおいしさに大満足する。午後はスターバックスで一休みして1時間くらい読書。Jobsのカリスマ・プレゼンの極意について。読了してからここにも感想を残そうとは思うけど、この本のポイントは一言で言えば「想像力を駆使して、起承転結をしっかりと、かつドラマティックに演出すること。さらにそれが決まったら出来る限りの時間を使って練習しろ!」ということだと思う。このアタリマエのことをあのJobsもやっているのだ、というアタリマエのことが書いてあった(笑)。ま、そーだろ。

その後は有楽町の「お約束」のBICカメラに寄って、遅ればせながらiphone4の予約をした。今までi-pod touchで不自由していなかった事とソフトバンクの回線の繫がりの悪さで様子見をしていたのだ。ま、でも、そろそろいいかな、と。帰路ジムで久しぶりに20本1000m&サウナ。夜のメニューは「こりこり烏賊(げそ)とオクラのパスタ、ニンニク醤油風味」と「胡瓜とセロリの海藻サラダ、カマボコのサプライズ(笑)」。刺身用のゲソにあまり火を入れないのがコツか。

August 11, 2010

キレちゃったアホ男の話

今日のニュース(11/8/2010付「THE TIMES」
“Fed-up steward storms off plane with a curse and a couple of beers”
「キレたスチュワードが、悪態を付きつつビールを盗んで(非常脱出口から)飛び降りた!」
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アメリカの格安航空会社のスチュワード、Steven Slate(38)氏が、「無礼な女性客」(はっきり言ってかなり問題あり)の行動にキレてしまった、という話。とうとう堪忍袋の緒が切れた彼はは機内インターコムを手に取って言った。

"To the passenger who just called me a motherfu*ker. F*ck you. I've been in this business for 28 years and I've had it."(爆)

そう言い終えると彼は自分の手荷物を引っさげ、サービスワゴンからビールを2本引っこ抜き、ドアを手動で開放して非常脱出用シュートを開くと、最後にもう一度アナウンスを始める。

"Those of you who have shown dignity and respect for 20 years, have a great ride."

そう言い終えると彼は颯爽と飛行機から滑走路へ滑り降り、そのまま彼は車でQueensの自宅へ帰り、ベッドでくつろいでいるところを警察に逮捕された。 (まーく意訳、文章省略あり)
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ある意味「美談」として世界中に伝わっちゃっているけど、僕は違うと思う。彼の気持ちはわからない訳ではないけれど、プロのする事じゃない。この男の28年間(本当だったら彼は10歳の時から仕事していることになる>爆)のキャリアって、何?

August 10, 2010

「特殊作戦群」的戦術スパイ小説にハマる

世間はお盆休みで夏休みの人が多いんだろう。通勤の電車はいつもよりずいぶん空いている。いつもこのくらいの人口密度だといいんだけどな・・・と勝手な想像。ルーティン&サブルーティンともに「夏休みバージョン」で比較的のんびりした一日だった、夜は勉強会を中座して、19時半から世田谷区の「健康危機管理委員会」で21時まで報告書の原稿作り。
行き帰りには麻生幾「瀕死のライオン」(幻冬舎文庫)にハマって2日で読んでしまった。基本バリバリの右寄りなので、実は好きなんだ、自衛隊特殊部隊もの(笑)。福井晴敏とか麻生幾の作品って、そりゃーナイでしょというツッコミどころ満載なんだけれど、それを押し切ってしまうほどの資料集めと分析をもとにした筆力がある。読者としてはそれでも「騙されてみたく」なるプロット構成なんだな。それにしても「特殊作戦群」というタームだけで「わくわく」してしまう僕ってどーよ。

August 9, 2010

吉田堅治さんのこと

NHK 『生命"Inochi"〜孤高の画家・吉田堅治』放送。2009年の2月のことだ。ご縁があって吉田画伯の最期を看取った。成田から病院に直行し入院。彼自身、ご自分に残された時間が限られたものであることはわかっておられたと思う。40年住んだパリを離れて、人生のタッチダウンのために日本に帰る気になったのだろう。サムライの研ぎすまされた感性を体現する風貌。実に穏やかな方だった。一言で言えばチャーミングな人。病院内のすべてのスタッフにどんなことでも合掌して、最期の最期まで微笑んでおられた。辛いとか痛いとかの訴えは全くなかった。人生の悟りの境地というのはこういうものなのかもしれない、と思った。

今日番組を拝見して、彼の人生を辿ってみて腑に落ちた気がした。

生前、彼が家族の方に託して僕が頂いた絵は、まさに家宝だ。今日改めてその絵を眺めてみて感無量。絵に向かって合掌した。

August 8, 2010

あっという間に 卵焼き(だしまき)



すげーな、プロの技。だし巻き卵って僕も作るけれど全然ちがうわ、スピード感が。アタリマエか(笑)

結婚しない男と女

日本の社会の晩婚化はここ20年位で随分進んだ。僕らの世代(今50歳代)では男は30歳前後、女は30歳ちょっと前くらいが「結婚適齢期」とされていて、それをアタリマエのことだと信じきっていて、男も女も「そういうもんだ」と思っていた。その結婚というのは、それまで全然違う環境で生まれ育ってきた「他人」の異性と生活を共にする訳で、「自分の家庭を持つ=社会的に一人前になる」ということと同義だった。今は男も女も30過ぎてから、そろそろ結婚でもするか、って感じ。女性が出産するのも35歳くらいは全然珍しくない。その昔は○高(高齢初産)なんて言われていたのに。一言で言えば結婚観=家族の価値観が多様化している。

様々な社会システムが、そういう「典型的&一般的な家庭」単位のライフスタイルを基盤としてきた訳だから、それがここまで激変してしまえば、社会保障のスキームをアジャストするのが大変なことは容易に想像がつく。この「男女の晩婚化」「社会の少子化」についての社会学的、心理学的、経済学的・・・など様々な分野での研究分析は多数あって、それはそれとして興味深いのだけれど、それだけ深刻且つ重要な問題ということだ。

話が逸れた。

僕の周りにも結婚していない男女がたくさんいる。結婚「できない」のではない。結婚するという選択をあえて「しない」、ないしは、それほど気合いを入れてする気がない。結婚に対する幻想もないし「おひとりさま」の気楽さを選択する。特に男性の場合にはその傾向がある。女性の場合には妊娠出産というイベントを考慮して「婚活」という言葉もあるけれど(男には通常ない)、そういう時期を過ぎてしまうと「どうでも良くなってしまう」ようなのだ。仕事の収入は自分だけのために使えるし、そこそこ貯蓄もあって住むマンションも持っている。食事は外食、コンビニが便利だし気楽。彼女がいればそれはそれでいいし、ある年齢に至ると「恋愛なんて面倒くさいことはヤだ(笑)」ということになるみたいだ。

親戚筋で相談を受けている45歳男(僕の弟みたいな感じ)がいて、このところそのお相手探しをしているのだ。ちゃんとした大学の大学院を修了しているし、身長180cm位でスタイルもいいし見た目だって悪くない。全然おっさんぽくない。性格も礼儀正しく優しいヤツで、みんな「なんでこの人が独身なの?」と首を傾げている。ホモでもない(笑)し。ただ、若い頃から肉食系じゃないのだな。そんな彼曰く、気がついたら35歳で独身。あれれ?と思っているうちに40歳を過ぎた。40歳過ぎるまでは縁談もあったけれど、さすがにこの歳になると縁談もないとのこと。逆に、「もういいや、現状に不満もないし・・・面倒くさいし」という感覚なんだそうな。そーだよな、そーだろうな。彼の状況がわかるだけに一肌脱いでみるか?と、思ったりして。余計なお世話にならない程度でね。

August 7, 2010

勉強することの大切さ

この歳になると日々の生活の中で、ああ、あれはそういうことだったんだ!って突然気付くことがある。大人になって無感覚になったというだけでなく、自分が未熟だったときには見えなかった事が自然に見えてくる。若い頃には理解できなかった(しようともしなかった)事の意味が突然わかったり、全然間違った認識で自分勝手に誤解していた事で悩んでいた事に気付いたり。年輪を積み重ねていく事で解決する物事の「道理」というものがあるということを感じるようになる。

逆に言えば、若い頃の感性は自分で意識していないとどんどん変質していく。大人的な「コトナカレ主義」や「分別」とか「常識」という名前の「言い訳」とか「物わかりの良さ」に染まってしまうからだ。その事は是や非ではない。是は必ずしも是ではなく非は必ずしも非ではない、ということ。大人になったからといって「正しく悟った」ということでもない。ただ視点は広がり少し高いところから俯瞰する事が出来るようになる。

若い頃さんざん大人達から「心身ともに鍛えておけ!」と言われた気がするけれど、何をどう勉強すればいいのかは、皆目検討が付かず馬耳東風だった。大人の言う事を素直に聞く事が「カッコ悪いこと」で、それを無視して「俺、勉強嫌いだもんね」という態度を取る事が若者の「証」だと思っていた。学校でそこそこの成績をとることはプラクティカルな意味でそんなに困難ではなかったから、その努力はそれなりにしたけれど、そんな不純な動機で学んだ事は身には付かない。要領の良さは小さい頃からで、試験地獄をサイヴァイヴして結局は医者にはなったけれど。そんな事は「学ぶ事」の本質からはかけ離れた物で、自分の感性を磨くためにもっと若い頃本を読んで勉強しておけば良かったな、と最近つくづく感じている。日暮れて道遠し・・・この週末は近代日本史の勉強でもするかな。

August 6, 2010

若い頃の恋は成就しない(ほとんど)

今夜はあるシークエンスの作詞をしている。「携帯電話のなかった時代」のアンサーソングというかパート2。言葉を捜して想像の世界を浮遊している感じ。この曲に関しては、書きたい事がたくさんありすぎてフォーカスできてないのが問題なのだな。

先日のじょうじ君とのセッションで曲想はほとんど出来上がっていて、どんな感じの曲になるか朧げな全体像が決まっているものの、歌詞の「立ち位置」がイマイチ定まらないというか、僕の視線があっちこっちにいってしまい、最終的な場面がまだ見えてこないのだ。この「もどかしい感覚」ってモノを創る人たちにしかわからないであろう「痛(いた)気持ちいい」感じ(笑)なのだけれど。今週末には完成して、新しいCDには入ることになるかな?

人を好きになる。恋をする。好きになった異性を憶う気持ちの「せつなさ」とか「ひたむきさ」って未熟な若者特有のものだと思う。それを美化して「若い時の恋=ピュアな感情」と書きたい所だけれど、実際にはかなりどろどろしたもので、実に「みっともなくてかっこ悪い」ものなんだ。若者の恋愛にも「打算」だってあるし「見栄」だってある。でもその根底にある「自分への自信のなさ」とか「将来への漠然とした不安感」とか「自分が傷つく事への恐怖感」とか「恥ずかしさ」とかがあるもんだから、「せつない」わけだ。「自分」に対して。「常識」や「分別」や「建前」や「逃げや言い訳を用意する狡さ」という名前の「モラル」とか「エチケット」を身につけた大人のソレと比べると、ほとんどのケースで「情けない結末」とになる。つまり若い頃の恋は必然的に成就しないものなのだ。昔の自分を思い出して「ぎゃ!」と恥ずかしくて絶叫しそうになった(爆)。

作詞する時の僕の「詩の世界」は「自分の体験」であることはむしろ稀で、全く別物であること(願望や妄想も含めて>爆)が多い。そのまんまでは恥ずかしすぎるのだ。以前に作詞家のかぜ耕士さんと話しをしていて「詩を書くという事は精神的なストリップだ」みたいな話を聞いたことがあるけれど、まさに至言だと思う。

August 5, 2010

超攻撃的肉食系女性の歳のとりかた


当直明け。寝不足で身体的疲労はあるものの逆にハイな一日。瀬田からの帰路南町田へ向かい映画を観ることにした。映画SALT 。ストーリーは二重三重スパイもので「大どんでん返し」で最後まで。続編を暗示しているエンディングだった。この映画は荒唐無稽なストーリーなんだけれど、ここまで壊しまくれば逆に痛快。

それにしても主演のAngelina Jolieは、すごい。この役、強すぎっ!できるだけスルーして、敵に回したくない相手(笑)。孤高の強さ。雌豹みたいな超攻撃的肉食系女優だね。彼女はジョン・ヴォイドの娘にして、今はブラッドピットの奥さんでもある。経歴をみると壮絶な人生を送っているみたい。このキャラでどんな歳のとり方をするんだろう?って老婆心ならずジジイ心で心配したりして。夜は8本400m。いいリフレッシュができた研究日。

August 4, 2010

当直中



Jobs & Gatesの3コマ漫画風ジョークを発見/ 抜けた軽めのジョーク。いくつかある中で、これが一番笑えた。いくつかの意味があるんだな、このジョーク(笑)。

「東京ルール」で現在当直中。それにしても今夜は静かだ。静かすぎて逆に不気味。ま、今のところ、ではあるけれど(笑)。世の中で救急搬送で「選定困難事例が少ない」ってことはいい事ではある。そんなこんなで、今夜はオフィスで溜め込んだデスクワークを処理したり、ネットを観たりしつつ。

August 3, 2010

ふむふむおいしいふもとごはん

手術2件。忙しい一日。19時半ころ自由が丘駅にいたら、ゆっつんから電話。「今ママと買い物しているんだけれど、これからご飯を作ると遅くなっちゃうからどっかで食べようと思うんだけど・・・、パパどうする??」「どうするって言ってもさ(笑)。どこかで外ご飯食べようか」ということになった。たまプラから動く事は面倒だったので「」に行く事にした。

おからのアペタイザー
アジのサラダ
鶏肉のはさみ揚げ
いさきの塩焼き
麓「夏炒飯」
麓パスタ
蜆のお味噌汁で〆

今日も、3人でハートランドを3本頂いて大満足のご飯。
ちょこっと寄るのにはいいお店。

August 2, 2010

今日の発見&オドロキ&反省

その1:気温30度を越えていても、「わりと凌ぎやすい気候だな」と思った事。
その2:111歳の都内最高齢とされる男性、113歳の女性はどうも虚偽申告であるということが発覚。日本人の平均寿命が世界最高ってのは本当なのだろうか?という疑念
その3:1960年代ー1970年代の日本の左翼が、当時本気に「資本主義=悪」「社会主義=善」という構図を信じていたらしいこと。ベトナム戦争の共産勢力が戦争終了後に南の勢力を武力で陰湿に粛清したこととか、史上最悪の虐殺をおこなったポルポト社会主義政権(クメール・ルージュ)のことを朝☆新聞社説が絶賛していた事とか。過去の事実を黙殺して自己批判(彼らの大好きな言葉)など決してしないこととか。さらに彼ら「勘違いやさぐれ左翼」の残党が日教組や組合を基盤とした現在の民主党政権にもいること。
その4:予想通りの忙しい一日。想定外のサブルーティンが多数あり、イライラしてしまった。だめだなあ、修行が足りない。反省。
その5:ジムにて。8時過ぎというゴールデンタイムなのにレーンががらがら。みんな夏休みなのかな。
その6:8月になっているのに、自覚がない。この季節感、やばし(爆)。

August 1, 2010

波間に漂い癒された日曜日


斎田キャプテンの御厚意で、またまた湘南クルージングの一日。今日は、次女ゆっつん、ゆっつんの親友のあやかちゃん(戸田恵梨香そっくりさん)、三女さとちゃんの3人娘、ともP、斎田家のボーイズ(なおくん&ふみくん)僕、キャプテンの8人。波の穏やかな素晴らしいクルージング日和。今日も海の透明度が高く気持ちよく泳いでまたサザエを穫った(わーい!)。昼ご飯はシーボニアに上陸して「トルコライス」(名称の由来は判らないけれどカツカレーみたいな料理で美味しかった)。斎田家のボーイズ達は小さい頃から知っているので、彼らが成長し立派な青年になっていて感激する。来春には二人とも医師と歯科医として社会に出るんだものね。礼儀正しくやさしい好青年たちだ。息子がいたらきっとこんな感じなんだろうな、と思ったりして。今日ボーイズ&ガールズで楽しそうに遊んでいるのをみていて、ううーーむ若いっていいなあ、としみじみ(笑)。嫁にもらってくれねーかな?←親戚のオジさん感覚か(笑)。画像は「娘&息子たち」

湘南相模湾を知り尽くした斎田キャプテンのホスピタリティに今日も「おんぶにだっこ」で甘え、泳いだり釣りをしたり、一日中楽しませて頂いた。陸に上がって思い出すと、海の上の出来事が本当に夢の中の出来事みたいだった。たぶん波間に漂いながらアルファ波はが出まくってたんだろう。

本当に有り難うございました>斎田キャプテン&素晴らしいボーイズ!
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