助けあいジャパン

July 6, 2010

バーチャルとリアルの境目が見えない

「野良猫」さんの作品。Twitterで知ったこの画像が、「絵」であるとは驚いた!このサイトでは、動画でこの絵が描き上がるまでの過程が観られる。この動画がなければほぼ100%の人が写真だと思うだろう。

それにしても、なんと美味しそうな讃岐うどん!
素晴らしい表現力。味や匂いさえ感じる事が出来る。この光の具合と今まさに食べようとしていう雰囲気も。お汁の自然な泡、饂飩の質感、上にちらした万能葱とお汁を通して丼の底に映るその影まで描画している。対象を観る目の精度の高さと、それを再現する圧倒的な技術力と根気強さ。あっぱっれ。

この作品はもちろん「野良猫」さん個人の素晴らしい才能によるものだけれど、これほどまでに写真的リアリズムに絵画的なリアリズムが限りなく近づくことが、技術的に可能とすれば、どこまでがリアルでどこからがバーチャルなのかの境目はもはや「ない」と云わざるを得ない。昔から細密画というものはあったけれど、コンピューター技術を駆使することにより、さらにこの分野が進歩したのだろう。静止画像でさえ、これだけ細密なものが出来るとすれば、逆にリアルを歪めて「騙す意図」を持って使われるリスクさえ十分にあるではないか。人は視覚情報をまず信じるから。ある意味コワい世の中になったものだ・・・、とちょっと老婆心ながら。

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追補(7-7-2010):
でも今の時代、写真だっていくらでも修正できる訳だし「写真がよりリアルで、絵画はヴァーチャルなはずだ」ということ自体が、僕の勝手な思い込みなのだということに今、気づいた。
・・・ってことは、情報の受け手である僕らは何を信じればいいんだろう?
今ここに見えているものが現実とは限らない、ということだ。限りなく「=:」なんだろうけど。
懐疑的になってしまう。

さらに考察が必要。
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