助けあいジャパン

December 2, 2009

ばっさばっさと斬りすてる

斉藤美奈子「誤読日記」文庫化されてたので、通勤のお伴でちょこちょこって感じで読んだ。斉藤美奈子の痛烈で鋭い切れ味の毒舌が痛快。また一本の書評の尺が短いので、電車で読むには最適だった。さらに、この本で書評されている本のほとんどが、まず自分からお金を出して読むような類いの本ではないので、彼女の書評を読むだけで「ま、いいか(笑)」って感じ。逆に言えば、彼女の書評を読むと読みたくなくなる(爆)。いくつかの箇所で(まあこれも彼女の持ち味ではあることは読者は十分承知なのだけれど)、ちょっと悪ノリしすぎている感じはする。おしなべて評論家や書評家ってのは「自分のことは棚に上げて」というスタンスでモノを観るものであるから、しゃーないわな(笑)。怖いモノなしのおばさんの毒舌を読んでいると思えば、読み物としては面白い。75点。
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