助けあいジャパン

September 27, 2008

生まれや育ちのよさ

麻生太郎が総理大臣になり、彼の人となりが色んな形でマスコミに紹介されるわけだけれど、どれも彼の生まれと育ちのよさについて、否定的な(否定的とは言わないまでも、少なくとも好意的とはいえない)表現をして、「所詮お坊ちゃまだから・・・」的に茶化している。それが僕は気持ち悪い、つーか、フェアじゃないなあって思う。

本当に生まれの良い人は、その育ちのよさを自慢する愚を冒すほど愚かじゃない、と思うし、生まれながらに厳しい境遇だった人で、本当の意味で成功した人生を送った人は、そのハンディキャップ(?)を卑下するほど愚かではない、と思うわけだ。

でも似非「育ちのいい人」とか似非「成り上がりの人」っていうのがほとんどなんだな、実際には。
だから、世間一般のウケを常に意識せざる得ないマスコミの論調としては、前者をこき下ろし後者に味方する、ということでバランスを取ろうとして世間に媚を売る訳だ。

でもどんな人生にでも、チャンスは均等に与えられていると思うし、それ(メリットもデメリットも含めて、ディーラーから初めに配られたカード)をどう利用するか?というのが勝負の分かれ目なんだと思う。その意味では、生まれはプラスだけじゃなくてマイナスのハンディキャップになりうるんじゃないかな?と思う。

麻生さんを例にとって言えば、僕はマスコミがなんと言おうと、「それがどーしたの?」って、胸を張っていればいいと思う。
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