助けあいジャパン

September 13, 2008

台湾引きこもり一人旅:第一日

さて、ここからが今回の旅の記録。

ネット予約した席は3席を独占できるいい席。エコノミーだから狭いけど、ま、しゃあない。タダだもん(笑)。JALの機内食のビビンパ丼(親子丼とのチョイス)は、なかなかおいしかった。ビジネスの中途半端に気どったコースもどきより、ずっといい(負け惜しみ<笑)。機内ではビールとワインを飲みながら、話題の映画Sex And The Cityを観る。オリジナルはTVシリーズだったな、確か。NYの女性4人組の話。ずっと、40歳くらいの女性達の話だと思って観ていたんだけど、途中から、彼女達の設定が50歳ちょい手前ということがわかり、びっくりする。同世代じゃん。アメリカの同世代の女性はあんなおっちょこちょいで落ち着いてないのか?ちょっと疑問。華やかなNYのキャリアウーマン(はは、死語か)の世界が描かれているんだけど、セックスに対して前向き(笑)というか貪欲というか。その他にも生活に関して(たぶん)女性の本音ってこんな感じなんだろうなって思わせるリアルな会話が面白かった。アメリカ版「幸せ探し」ストーリー。それにしても出ている女性みんなが、楽しそうにしているわりには幸せそうじゃないっていうのも、アメリカ的ではあった。何回か、ぎゃはは笑いをしてしまった。余談だけど、日本語吹き替えは最悪で、あれならやらないほうがずっといい。1分で呆れて本編へもどる。ストーリー自体は単純でお約束的なんだけど、realistic romanticist(現実的なロマンティシスト)とromantic realist(ロマンティックな現実主義者)の話なのだね、結局。もちろん前者が男、後者が女なんだけど。うん、この映画は劇場に行って観るほどじゃないけどDVDでレンタルする価値はあるかな。

あっという間の3時間で、次に選んだインディージョーンズの途中で、台湾桃園国際機場(空港)に到着。本当に近い。
前に来たのがたぶん1990年ころで、考えてみれば20年近く経っている。当たり前だけど、あのころの空港とは全然ちがって近代的な空港。なんとなく欧米の空港より日本の空港のデザインに(すごく)似ている。台北行きのリムジンバスで市内へ向かう。やはり台風直撃の影響で凄い豪雨で高速道路も大渋滞。こっちの人は車内で携帯で電話するのに声が大きい。それを何人か同時にやるとかなりうるさいんだけど、皆全然平気(笑)。バスの車内からぼーっと外を眺める。こっちの集合住宅ってカーテンをあまりしないみたいで、外から家の中の様子が結構見える。家族団らんでご飯を食べていたり、テレビを観ているひとがいたり。外から見られることにぜんぜん気にしていないみたい。ちょっと不思議。ふつうの集合住宅は、蛍光灯の白色光がほとんどなんだけど、中には真っ赤とか真紫の部屋が時々混在していたりして、あれはいったい何なんだろう?ふつうの家のひとつの部屋としては用途が不明でアヤシすぎるんだけど(爆)。

約1時間で台北市内へ。ふふふ、これこれ、この雑然としたなんとなく懐かしい街路と古臭い建物&超近代的な建物。溢れる中国語満載の看板。広告も面白い。中国語しか話さないドライバーが怒鳴って停留所の名前を叫ぶ(それも一回だけ)ので、もらった路線図を確かめながら、道が「中山北路」に入った事を確かめてから、勘をたよりに降りたらドンピシャリ。国賓大飯店Ambassador Hotelが道路を隔てて真正面だった。ネットでは賛否あって悩んだけど、JAL系列でマイルがたまるのと交通の便がいいので選んだのだ。改装中とはいえ、なかなか快適ないい部屋。

熱めのシャワーを浴びて冷蔵庫の麦酒を飲んでリフレッシュ。21時すぎて小腹も空いたし、晩ご飯はどうしようかな...と考えつつガイドブックを眺める。が、外は雨なのでこれから店を探して食べにいくのも億劫になり、ホテル内の「阿眉快餐廊」へ。
今回の台湾初ご飯。メニューを観て即決。「拝骨麺!ぱいくおーみゅえん!」。これが大正解だった。からりと揚げたての排骨(端のほうに骨が付いている)が別のお皿に載って来て、麺のほうは澄んだスープでさらりと炒めた野菜がのっている。排骨をおつまみに台湾麦酒を飲み、後半は麺にのせ、がっつりと食べ大満足。こういう食べ方もアリだな。

その後、ホテルのバーへ向かいモレンジー10年を2杯。お店の人が気を使ってくれたのか、壁面大画面テレビのチャンネルを変えてくれてNHKのニュース。台北市内はほとんどCATVでNHKを初めとした日本のテレビは普通に観られるんだそうな。外国なのに外国じゃない不思議な空間で酔っぱらっているオレって...ちょっと奇妙な感覚を抱えつつ部屋に戻り気持ちよく爆睡。
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