助けあいジャパン

March 25, 2008

怒涛の一日

先週から今日の予定はびっしりってことは、わかっていたんだけど、予想以上の忙しさだった。なるべく「忙しいっ!」という、ぼやきとも嘆きともつかないことは、このブログに書かないようにしようとは思っているんだけど。文字通り、今日は分刻みスケジュールだった。

5時半すぎに起床、いつものルーティンの後、早めに仕事場へ。オフィスでペーパーワークと昨夜の報告を受けてから、週一回の定例朝礼でスピーチ。今日が本年度最後の朝礼なのだ。朝一番から予定手術2件。しっかり&すんなりと終了。その後の処置オーダーをしてから11時の面談1件。ご家族に容態の説明と今後の方針をお話しする。その後病棟中を走り回って、文字通りの「回診」。容態の思わしくない方の検査のチェックとオーダー数件。・・・てなことをしているうちに途中で緊急コールの連絡1件があり、緊急入院。救急車を迎え入れ、カテ入れ&救急処置をして入院オーダーを出す。12時40分、時間のあるときにゴハンということで、15分間で「親子とじうどん」をかっ込み、1時すぎに医師会へ車で向う。今日のイベント「防災訓練」はさすがにパス(身体はひとつしかないもんね)。バックアップの副院長と事務長&スタッフ、ご苦労様!。13時半から業者を交えて医師会館で委員会。僕はこの委員会の担当理事をしているのだ。報告事項と協議事項として10月のイベントの打ち合わせ。はじめに「今日は2時ぴったりに終わります!」と宣言して議長をする。打ち合わせは順調に進み、1時59分すぎ「あと予定の終了時刻(午後2時)まであと40秒ありますが、他に発言はありますか?」(もちろん冗談、でも出席者からは爆笑!)「あ、ないですね、ではこれで終了します。次回会議は6月です!じゃあ失礼!」と宣言し、唖然とする業者を尻目に、解散!(爆)。というのは午後2時15分から全身麻酔の手術が予定されていたのだ。車ですっ飛んで病院に帰り、2時10分すぎ。手術室へ直行。順調に麻酔科医が麻酔をかけてくれ、2時半執刀3時15分に予定通り無事終了。「予定通りの手術が問題なく、うまくいきました!」と手術室を出て家族にお伝えするのが、外科医にとって一番ほっとする時間。自分のオフィスに戻り、15分間目をとじて休むことにする。今日初めて「ゆっくり」でき、一瞬だけ眠って夢を見た気がした。3時40分からアポイントの面談1件、30分。その後は回診の続きと経過のチェック。4時半すぎに高校の先輩のドクターから緊急入院の連絡1件があるも、男性の重症観察ベッドが全然なく、残念ながら断ることになった。K先輩ごめんなさい。5時からの経営会議。今日は理事長と総局長も出席して本年度の総括会議。1時間みっちりと討議して本年度の総括と次年度の運営計画をスピーチする。会議終了後、休む暇もなく大学病院からの紹介のガン末期の緊急入院一件。この方は女性ベッドがあり入院の受け入れと処置を進める。ご家族と話を7時ぎりぎりまでして、処置とオーダーをして今晩の当直医に申し送りをしてから、タクシーに飛び乗り医師会理事会へ。15分間の移動中、10分くらい目を閉じて休息。眠ったふりをしているうちに本当に眠っちゃったみたいだ。そんな日に限って話好きなドライバーなんだもん(笑)。ごめんね、無視しちゃって。今日2回目の医師会会議。報告事項&協議事項&医政連の会議。とくに紛糾や議論もなく9時過ぎ終了。今日はテンション上がりっぱなしでクーリングが必要だったので、帰路「時代屋」で食事&お酒。郡司くんが気を利かせてかイーグルスをさりげなくかけてくれた。こういう気遣いが嬉しい。絶品ボンゴレ・ビアンコ。空腹でお酒でクーリングしながら食べるここのパスタは最高。千鳥足&へろへろで帰宅。テンションが高すぎてかみさん&娘達に訝しがられたけどさ(爆)。いい一日だった、と思う。

こういう一日を過ごせたことに僕は心から神様に感謝する。人のために自分を信じ、自分のために人を信じる。大きな失敗をすることなく、それぞれの瞬間に自分のベストを尽くせたのだから。人生の終わりに僕はこういう忙しくも充実した一日を「幸せな一日」として思い出すんだろうなって思った。
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