助けあいジャパン

October 10, 2007

幸せな人生の幕の引き方:ご縁の話・その2

以前のログにも書いた「ご縁」の話 http://sandgem.blogspot.com/2007/08/blog-post_30.html の続き。

今日の午後、先日亡くなられたMちゃんの父上の「お別れの会」@ホテルオークラにお招き頂き出席してきた。主催と会の進行が、二人の娘婿さんというのが、故人と故人のご家族の絆の素晴らしさを端的に表していると思う。年長の方も多く出席されているのに、一番の上席に案内された上、隣が故人の幼馴染で映画界の巨匠・鈴木清順監督!

「オメーは誰だ?」って感じで周囲の人たちに見られているようで、実ははじめのうちは緊張しまくっていたのだか、話てみるとすごくやさしくて気さくな方で、僕のような若輩者の質問(あのー先生、最近の日本の映画って、どーっすか?<今思い出すと赤面の質問だ!)にも、にこにこ笑って答えてくれてほっとした。(清順監督との映画話は、すごく面白かったんだけど、このログの本題とはずれるのでそのうちにココに書きます)

会の進行司会はMちゃんのご主人。故人と縁のある人たちのスピーチや故人の人生ストーリーのスライド。僕も僭越ながら、いかに故人とご家族が深い絆で結ばれていたかという内容と、このご縁に感謝している旨の拙いスピーチをした。

故人の大好きだった「桃花林」の素晴しい中華とお酒(残念ながら仕事があるので僕は飲めなかったけど)が供されて、心温まる素晴しい宴。お別れの会が「楽しかった」というのもヘンな話なんだけど、こんな形で人生の幕を下ろせるなんて、故人はなんて幸福な人なんだろうって、その場にいた人たちとともに感激してしまった。Mちゃんはじめご家族にとってもすごくいい宴だったと思う。

やっぱり、それも故人の器量というか83年間で築き上げてきたモノなんだろうな。人生の先輩の一人としてオトコとして見習わなくちゃいけないコトだなって思った。
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