助けあいジャパン

April 8, 2007

雨の心斎橋

学会は6時まで。久しぶりに勉強したって感じか(笑)。総説的な話を聞くと道筋が見えてくる。それにしてもこの学会、コマーシャリズムに踊らされてるな、ま、しょうがないけど。午前は化学療法の話、ランチョンセミナーでは皮膚科の話。午後は最新のがん化学療法の話。なかなか良かった。アカデミズムの充実感を感じつつ心斎橋のホテルに戻る。そのころから大阪はしとしと雨。

まだまだ勉強しなくちゃいけないな。

関西に滞在すると、おいしい牛肉を何故か食べたくなる。昨年秋に行った神戸牛のステーキハウス「一期一会」はそれなりに良かったのだけど、今回は別の店にしたくなりネットで検索する。決めかねて心斎橋、道頓堀周辺を歩いて決めることにする。

幸い雨が上がり、御堂筋を散策。それにしても台湾からの旅行者がものすごく多い。集団で行動しているからすぐにわかる。それに、中国本土からの旅行者もいる。彼ら着ている服や姿勢が中国の匂いがするのですぐわかる。それにしてもスゴイ数。東京の街以上だ。

さて、話題のステーキハウス「よし田」を発見。
http://www.steakhouse-yoshida.kansai.walkerplus.com/

猥雑な路地裏の本当に小さなステーキハウス。昨年の12月に開店。隠れ家的な小さな入り口から、予約なしでさっそく入ることにする。ダメなら諦めるつもりだったけど、すんなりひとつ空いた席に案内される。

アペタイザーはカツオのタタキ。その後のサラダでびっくり。クリスタル・リーフ(南アフリカ産佐賀育成)の食感、しゃきしゃきプリリン。自然な塩味は大地の塩味なんだそうな。かるく胡椒をふって頂く。ふうううむ。次に出たのは「子持ちこんにゃく。こんにゃくのなかにシシャモの卵が入っている。にゅくにゅくしたコンニャクの食感と味わいのあるぷりぷり感のシシャモの卵。それを「焼く」というのが素晴らしい。それとしゃきしゃきの、アスパラの焼き。

は・お・へ?子持ちこんにゃく?吉田さんによると、広島の名産なんだそうだ。
それを鉄板で焼くとなんともいえない食感。これには驚いた。
焼くことで醸し出される香りと、こんにゃくの食感、これはただものじゃない。

お肉は但馬牛黒毛和牛サーロイン。これには説明は要らないでしょう。肉質も焼きもパーフェクトでした。二回に分けてまず赤身を十分に堪能してから、脂身多い部分を楽しむという展開。素晴らしい!

その後の野菜焼き、ガーリックライスと赤だし(おいしい!)、京野菜のお漬物、デザートの柚子シャーベット。このコースで10000円なら安い!と思った。生ビール3杯、カルベネ・ソーヴィニオンのグラス2杯はあっという間でした。これなら満足するでしょ。大阪は安いよなぁ!
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