助けあいジャパン

January 19, 2007

Headphone Barシミュレーション

Headphone Barの環境についての考察。

あの環境では、各自の聴覚が研ぎ澄まされて、「ある世界」が見えてくる。通常聴こえる事が、いい形で修飾さて、なおかつ増幅されている。音楽は生の音(原音)以上のインパクトで迫ってくる。会話の内容は心の中で膨らんで聴こえる。一番のポイントは、その体験(聴こえてくるもの)を皆で共有できるっていうことなんだろう。イマジネーションが刺戟される。

レコーディングやらセッションやら練習環境としては申し分ないと思うんだよね。また、「演奏・ライブ」という共通の目的があれば、すばらしい「世界」が広がることは間違いない!

さて、僕が昨夜イメージのなかでシミュレーションして困惑したのは「会話」なんだよね。

問題は人数。いままで体験したのは3人。3人であればA, B, Cしかいないわけだから、①AB間、②AC間、③BC間と④AからBCへ、⑤BからACへ、⑥CからABへ、という6通りの会話しかない。すなわち、この3人の環境では自分の役割は、A)自分が話す、B)自分以外の人の声を聞く、C)会話以外の音(音楽や周囲の環境音)が聴こえる、という3つの場合だけで、逆に言えばそれ以外のことはない、訳ですね。

さて、これが4人、5人、6人と増えてくると・・・Headphone bar内でそれぞれが話をしだすとすると…結構複雑なことが起こってくるんじゃないか????たとえば、AとB、CとD・Eが全然別の会話をしているとすると、それを聞いているFとしては、かなり混乱しないかな?(爆)。だってマイクの位置は定位だし、それぞれの音量レベルはまちまちだから。各人がそれぞれマイクを持っていてどこかでミキサー役がいて、「話の流れ」を制御しないと大混乱(大爆!)しそうでしょ。
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